ほのぼの神社各作品解説2


先日の続きとなる、拙作のほのぼの神社アレンジについての解説、というよりは小並感。

4つ打ちファンクハウス神社.xln 2013年09月09日投稿

もうジャンル的にはかなりネタ切れ感が濃い。差別化のためにごちゃごちゃしたタイトルになってしまった。
曲のポイントとしては、マイナー調のアレンジに挑戦してみたことである。基本のコード進行はAm7 | Am7 |Fm7-5 E7 | Am7みたいな感じにちょっと捻ってみた。
シャカタクに似ている、というコメントが有ったんだけど、浅学のため知らなかったので調べてみたら80年代のフュージョン・バンドということらしい。
多分さっきのちょっとだけ捻ったコード進行がそれっぽく聴こえたのではないだろうか。
途中でいきなりメジャー調に変わるが、一本調子でも飽きるなと思ってそうしてみた、思いつきである。
ギターはやけにジャリジャリしているが、BOSSのBD-2という有名らしいエフェクターを使った。正直、普通にクリーントーンで良かったのではないかと今では思う。
ギターの録音に関しては、ギター→MOORE PURE BOOST(安物クリーンブースター)→Albit A3GP(プリアンプ)→オーディオインターフェース(こっからソフトウェア)→各種VSTエフェクト→Recabinet(キャビネットのソフトシミュレーター)という形で通常は行っている。今回は、プリアンプの前段にBD-2を入れた形である。
IKのAmplitubeやNIのGuitar Rigなど、ソフトのアンプシミューレーターも持っているんだけど、クリーントーンに納得が行かず、それでもアパートの一室で生録音は難しいのである程度ハードウェアの要素を入れられないかと試行錯誤して上記のような構成になった。全て独学で作ったので、果たしてこれが正しいセッティングかどうかわからない。多分、パワーアンプの要素が足りてないと思うんですけど(迷推理)。

ディスコティック神社.log 2013年10月09日投稿

これは比較的すんなりジャンルは決まった。まあディスコじゃなかろうか、と。自分は正直ディスコ的な世代ではないし、後追いでこういう音楽があるのか、と例によってアース・ウインド&ファイアーのセプテンバーで知った口である。一番好きなのはシスター・スレッジの「Thinking of you」だけど。カッティングが素晴らしいよね。こういう音をいつか自分も鳴らしたいなあと思う。ダフト・パンクの「Get Lucky」みたいなのが新曲として今の時代に売れるのもスゴイよなあと思う。
この曲は説明文にも書いたが、MEIKO曲用に途中までは作っていた。でも、最近は「こんなの作ってもどうせ伸びね~や。オッサンホイホイみたいなタグつけられんだろ?」みたいなネガティブ感が生まれてしまい、ほのぼの神社アレンジに変えた。正直何のジャンルをいつやろうが勝手じゃねーか、それこそ「Get Lucky」が売れるんだから。思い切りエレクトロニックか、ロキノン系か、どっちつかずな自分のサウンドはまあ今風とは思わないけどさ。
とにかく、自分にとっては、今はほのぼの神社アレンジの方が気ままに何でもアリな感覚がある。何か変な感じね(クッキー☆☆並感)
4つ打ちファンクハウス神社にちょっと似た曲展開になってしまったが、展開が切り替わった後の方が実は好きである。カッティングのシャキシャキした切れ味も結構納得行くものになったと思う。
冒頭から最後まで鳴っているこの曲のピアノのリフ的な部分は、まずギターで基本の進行が出来て、それをピアノでアルペジオを加えつつ作った。ジャズ知識が中途半端なのでマイナー7コードには必ず9thを加えたくなるのが馬鹿の一つ覚えというか、オシャレと取られる主要因というか。
でももうここまで同じことを繰り返してると、それは自分の味なんじゃないでしょうか(開き直り)

エンドロール神社.aui 2013年10月12日投稿

ディスコティック神社との投稿間隔の通り、サラっと3日で完成した曲である。一番手間がかかってないとも言える。
コードもずっと同じ進行の繰り返しで、パートの抜き差しで展開を作った感じである。ただ、それなりに一手間はかけていて、この曲のポイントはシャッフル感である。各パートの打ち込みでは、ピアノロールを使っているが、通常は自動でジャストなタイミングになるようになっているが、その機能を切って、これくらいのタイミングならハネたリズムになるであろう、という感じを手で調整している。これが生ギターと各パートの打ち込みでも微妙にタイミングがズレて、それがノリになるのではなかろうかという目論見ではあるが、ある程度は上手く言ったと思う。
敢えてピアノは複雑なパターンにせず、ジャストなタイミングで8分音符でひたすら細かく刻むようにしている。これを軸線にして、各パートそれぞれハネてもらおうというのも狙いだった。
ジャンルについては作成途中で、この曲なんかエンドロールで流れてそうかもな、と思い至ったのでタイトルが決まり、エンドロールの動画も作った。
名推理のコメントがあったが、途中から延々機材紹介になっているのは書くことが無かったからである。構成自体はオリジナルのクッキー☆動画を踏まえているが、被害者が多すぎるのでそのままクレジットを使うのは躊躇うものがあった。それで、全部俺みたいな感じになった。
最後のスペシャルサンクスも元ネタの動画通りで、これだけは外したくなかったのだが、あまり元ネタに気づかずに素の反応をする兄貴達が多かった。
完走したことないの?そんなんじゃ甘いよ(挑発)
機材紹介も途中で面倒臭くなったが、エフェクトは細かいのも上げるとキリがない。だが、突っ込まれてしまったので全部見たけりゃ見せてやるよ(震え声)

【サンプリングループ】
 Loopmasters Soulful House Sessions (4つ打ちのドラムループを使用)
 Zero-G Percussion Grooves(タンバリンとコンガのループを使用

【シンセ】
 どちらもあまり目立たない使い方をしている。エレピと重ねたり、サックスと重ねたりして音の下支えみたいな役割。
 AAS Ultra Analog VA-1
 fxpansion Synth Squad Fusor

【エフェクト】
 FabFilter Pro-L(リミッター。マスターにかける)/Pro-Q(パラメトリックEQ。各パートの微調整)
 Cytomic Glue(マスターコンプとして、Pro-Lの前段に薄くかけている。まとまりが何かよくなる)
 Overloud Breverb(リバーブ。素晴らしいリバーブなのでおすすめ(ステマ))
 D16 Decimort(ビットクラッシャー。サックスに使っており、敢えて音を汚くしてオケになじませるときに使用する)
 D16 Syntorus(コーラス。ギターに薄くかけている。アルペジオの方)
 D16 Toraverb(リバーブその2。Breverbは自然な感じだけど、こっちは特殊効果系のリバーブ。パッドで使用)
 Softube Tube-Tech CL1B (各パートで使用しているコンプレッサー)
 Softube Tonelux tilt(EQ。周波数帯を指定して使う種類ではなく、ノブを回すと高域が強調され、その分低域が削られるみたいな効果がある。オケに埋もれた
              パートがあった時、これを使用して微調整する)
 WAVES RBass(ベースに必ず使っている。ブンブン鳴る)
 Recabinet(ギターで使用。上記したが、キャビネットシミュレータ。多分IR系)
 Analog Delay/Groove Delay/Beat Delay(ディレイ。DAWのStudio One付属。結構エグいプリセットもある)

以上。そこまで略すほどでもなかった(赤っ恥)。

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ほのぼの神社各作品解説2 への4件のフィードバック

  1. かまぼこ のコメント:

    電車の中で毎日聞いてます。
    ほのぼの神社アレンジは全然知らないジャンルとかあって
    好きな音楽の幅が広がってうれしいんだよなぁ
    ふなむしさんの曲はリラックスできてかつリズムに乗れるからすっげーいいゾ~

    • admin のコメント:

      かまぼこさん

      感想ありがとナス!正直僕もジャンルなんか必要ねえんだよ!
      って感じで普段音楽作ってるので神社名は後付けです。
      他の楽聖兄貴の作品聴いてはぇ~すっごい…と僕も勉強になってます。
      特に、クラブ系の音楽は色々細分化しすぎててこれもうわかんねえな状態です。
      ぶっちゃけ、自分のはソウル・ファンク辺りで全部片付いちゃうんだよなあ…
      メロディがあって乗れる音楽は目指すところなんで、嬉しいぞ~コレ
      今後もブログへのご来訪お待ちしてナス!

  2. うに のコメント:

    ふなむし兄貴のねっとり解説いいゾー

    再生数、マイリスから見ても視聴者のホモはエンドロール神社が一番好きだってはっきりわかんだね。おれもだよ(便乗)
    最終盤のオリジナルパートからのフェードアウトの哀愁がすごくきもちええんじゃ。

    スイートソウル神社やミッドナイトタウン神社みたいに、シティポップや渋谷系テイスト増やしてくれよなあ。たのむよ~

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