スピッツのアルペジオに憧れて


90年代のJPOPが華やかなりし頃、ミリオンセラーが当たり前の頃、多感な学生時代にねじくれた僕の心に触れたのはスピッツの音楽でした。
あの、「ロビンソン」のイントロのアルペジオを初めて聴いたとき、「宇宙の風に乗る」という歌詞のようにどこか神秘的でいて、ノスタルジーに満ち溢れた矛盾が、切なさに収斂する感じ。
あれからずっとスピッツのアルバムを買い続けています(最近はもっぱらiTunesだけど)。

んで、時は経っておっさんになった今でも草野マサムネのアコースティックギターのカッティングと三輪テツヤのアルペジオが絡んで、田村明浩・崎山龍男のリズム隊が支えるサウンドは一つの理想であります。一人なんで全部やらないといけないのが辛いとこですが。

で、何が言いたかったのかといえば、ようやく自分もあのアルペジオを奏でているレスポールを手に入れたという話です。
最初はストラト(正確に言えばSquier 51なんつう飛び道具だけど)、次にテレキャスとシングルコイルのギターを使ってきたわけで、何でだろうかと思うとストラトはギターの基本ってイメージ。テレキャスはナンバーガールの向井秀徳の俺コードのカッティングが良いなと思って。そして何か今更になっちゃったけど、レスポールに至りました。

Gibsonって凄く高いデフォで10何万ってイメージでギターにお金をあんまり使わない自分としては、ちょっと手に届かない所と思ってましたが、この前手に入れたのはGibson Les Paul Studio Fadedっつうモデルです(7万位で購入)。ツヤを出す塗装を省略することによってコストを下げるというアメリカンな発想で出来た代物で、それが音に影響あるのかどうか未だに店員に試奏するかどうか聞かれたら逃げ出したくなるような素人っぷりなので今のところ不満はないです。

Gibson Les Paul Studio Faded

Gibson Les Paul Studio Faded

これでアルペジオな曲を作るぜーって思うんですが、問題はどちらかといえば演奏としてはカッティングが好きでアルペジオ苦手なことと、草野マサムネみたいにシンプルかつ情緒に溢れた曲を作れないって所ですがね…

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